4専門的な治療
経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」について(2022~2023年)
今シーズン(2022~2023年)の受付は終了いたしました。
2023年~2024年のご案内は次の更新をお待ちください
概要
下記の要領で今シーズン(2022~2023年)のフルミスト予防接種を実施いたします。
接種を希望される方は、ページに記載された内容を必ず全てお確かめください。
当院では以下の2種類のインフルエンザワクチンを使用する予定です。
1. 通常のインフルエンザワクチン
(詳細は別ページにてご確認ください)
2. 経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」
※「痛くない予防接種」です。本稿でご案内いたします。
3. 高齢者インフルエンザ予防接種
(詳細は別ページにてご確認ください)
※詳細は横浜市のホームページをお確かめください。
「フルミスト」とは?
フルミストとは、鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザ生ワクチンです。
2003年にアメリカで承認され、2011年にはヨーロッパでも承認されました。当初は小児において、注射型より有効であると推奨されていましたが、2016年にアメリカで注射型のほうが有効であるという報告があり、効果については見解が分かれています。ただし、カナダ、イギリスなどフルミストを承認している諸外国においては、継続して小児における推奨ワクチンとされています。日本では、未承認のワクチンですので、重大の副作用が生じた場合も、国の補償対象にはなりません。
本説明をよくお読みいただき、この点に関して同意いただける方のみご予約をお願いいたします。 接種に先立ち、上記に関して同意書をいただきます。ご記入のうえ、接種当日にお持ちください。
フルミストの5つの特徴
・痛くない
従来のインフルエンザワクチンの注射と違い、鼻腔内にスプレーを噴霧するだけなので、痛みはありません。
・接種回数が1回で済む
お子さんを含めほとんどの方が1回の接種で済みます。
・効果が⻑持ち
鼻腔や咽頭粘膜表面に免疫をつけるため、従来の注射型のインフルエンザワクチンよりも効果が⻑く持続すると報告されています。
ただ、人種や地域により効果は様々ですので、必ず感染を予防するものではありません。
・予防効果が高い
フルミストには、インフルエンザA型2種類、B型2種類の計4種類の株が入っています。
・流行の株以外も予防
フルミストは、生きたウイルスで免疫を作ります。そのため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があると考えられています。
副反応
接種後、鼻水症状や咽頭痛、咳などの軽い風邪のような症状が出ることがあります。
他のワクチンと同様、まれに発疹や蕁麻疹のほか、アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
接種対象者
3歳以上49歳以下の方
※20歳未満の方で、これまでに一度もインフルエンザワクチンを接種したことが無い方は保護者の付き添いが必要です。
接種できない方
- 3歳未満の方、50歳以上の方
- 37.5°C以上の熱がある方
- 明らかに体調の悪い方
- 喘息を指摘されたことのある方または1年以内に喘息様症状(ゼーゼー)があった方
- 48時間以内に抗インフルエンザ薬を処方されている方
- 鼻水・鼻づまりがひどい方
- ワクチンの成分(卵、ゼラチン、ゲンタマイシン、アルギニン)に対し重度のアレルギーのある方
- 妊婦・妊娠の可能性がある方
- アスピリンを服用している方
- 免疫不全の方、免疫不全の方と接触する機会があった方
- 心疾患、肺疾患・喘息、肝疾患、糖尿病、貧血、神経性疾患など慢性疾患をお持ちの方
- 以前インフルエンザワクチンを接種し、接種後アナフィラキシー症状を起こしたことがある方
- 「他の予防接種との接種間隔について」に記載の接種間隔を満たさない方
フルミストの注意事項
フルミストは国内未承認のワクチンのため、公的な補償制度は適応されません。
20歳未満の方は、保護者の同意とサインが必要なため同伴してください。
中学生以下の方は、母子手帳をご持参ください。
接種後は激しい運動は避けてください。
フルミストをご検討されている方へ
フルミストは注射タイプのワクチンと比較してメリットだらけのワクチンというわけではありません。ただ、インフルエンザウイルスは主に、気道粘膜に感染するため、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは、従来の注射でのワクチンで得られるIgG抗体だけでなく、気道分泌型のIgA抗体も得られると考えられているため、特に小児においては予防効果が高いと考えられています。
フルミストをご検討されている方は、当院までご相談ください。
予防接種の日程
- 予約開始日:2022年10月29日
- 接種開始日:2022年10月31日
- 接種日:全ての診察時間帯(担当医は耳鼻科医師・小児科医師・内科医師のいずれかです)
- 予約方法:お電話にて承ります。
- フルミストは一般の診察枠にてご案内・実施いたします。
- ご予約なしでも接種することはできますが、診察同様にお待ちいただきます。また、在庫がない場合は接種することはできませんので、事前にお問合せいただいたうえでのご来院をおすすめいたします。
接種回数について
接種回数:1回のみ
※9歳未満でインフルエンザにかかったことがない方、インフルエンザワクチンを打ったことがない方は4週間以上の間隔をあけて2回接種をおすすめ致します。
予約方法
- お電話(045-390-0189)でのみご予約を受け付け致します。
- 予約は先着順です。
- 予約開始時は電話が混雑することが予想されます。予めご了承ください。
- 予約の際は、必ず、ご本人のお名前で予約をお取りください。
- 日程の変更につきましてもお電話にて承ります。
他の予防接種との接種間隔について
- 他の生ワクチン(麻疹風疹、水痘、おたふくかぜなど)と4週間以上間隔をあけてください。
- 新型コロナウイルスワクチンと2週間以上間隔をあけてください。
- その他のワクチンについては当院では1週以上あけることをおすすめしています。
接種ができない方・お断りさせていただく方
以下に当てはまる方は接種ができません。日程の変更やキャンセルをお願いいたします。
① 体調面で接種ができない方
- 「接種できない方」に記載されている方
② お断りさせていただく方
- 休園、休校、学級閉鎖、職場閉鎖の学校または職場に所属している方
- 新型コロナウイルス感染症の陽性者
- 新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者
- 風邪様症状(発熱、のどの痛み、咳など)がある方
接種にあたってのお願い・注意事項
新型コロナウイルス感染対策と、みなさまに安心かつスムーズにワクチンを接種していただくため、以下のご協力をお願いいたします。
- 来院前の体温測定(付き添いの方も)
- 付き添いの方も含め、3歳以上の方はマスクの着用(難しい場合はお知らせください)
- 付き添い・同行される方の人数は最少人数としてください
- 気になる症状(咳、鼻水など)がある方は、接種前日までに受診してワクチン接種が可能かどうか確認を済ませておいてください
※喘息発作直後の方や中耳炎などで治療中の方も同様にお願いいたします。 - インフルエンザ予防接種時は、一般診察やお薬の処方はご遠慮いただいております。
一般診察をご希望の方は改めて受診予約をお取りください。
当日のお持ち物
① 母子手帳(お子様の場合のみ)
必ずご持参ください。お忘れになると接種できない場合があります。
② フルミストの予診票
本ページ最下部でダウンロードした物を印刷するか、事前にご来院頂きお受け取りください。
ご自宅で体温を測定し、必要事項を記入のうえ、当日ご持参ください。
※未記入の方は現地にて記入していただくため、順番が前後する場合・お待ちいただく場合がございます。
③ 新型コロナウイルス対策のための問診票
本ページ最下部でダウンロードした物を印刷するか、事前にご来院頂きお受け取りください。
必要事項を記入のうえ、当日ご持参ください。
※未記入の方は現地にて記入していただくため、順番が前後する場合・お待ちいただく場合がございます。
無断キャンセルについて
事前に連絡なく予約日時に来院されない場合は、在庫を確保することができないため、ご予約をキャンセルさせていただきます。また、再度のご予約をお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。