症状

難聴は、耳から入る音が脳に正しく伝わらなくなることで起こる状態です。
症状は原因や進行度によって異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

  • 聞き返しが増える
    ささやき声、電子音、テレビの音量などが以前より弱く感じる。
  • 言葉がぼやけて聞こえる
    音は聞こえるが、言葉として理解しにくい(語音明瞭度の低下)。
  • 騒がしい場所で聞き取りづらい
    周囲の雑音に紛れて会話が聞こえにくくなる。
  • 耳鳴り・耳閉感
    「キーン」「ザー」という音がする。耳が詰まった感じがする。

原因

難聴は大きく3つのタイプに分類され、それぞれ原因が異なります。

1.伝音難聴(外耳~内耳のトラブル)

音や鼓膜が耳小骨に伝わりにくくなるタイプ。
代表的な原因:中耳炎、滲出性中耳炎(子供に多い)、耳垢栓塞(耳垢のつまり)

2.感音難聴(内耳~聴神経のトラブル)

音を電気信号に変換する内耳(蝸牛)や聴神経の障害。
代表的な原因:加齢(加齢性難聴)、騒音曝露(ヘッドホン・工場音など)、突発性難聴、メニエール病

3.混合性難聴

伝音難聴と感音難聴が同時に起こるタイプ。

治療

難聴の治療は原因によって大きく異なります。以下は代表的な治療法です。

1.伝音難聴の治療

  • 薬物治療(中耳炎・滲出性中耳炎など)
  • 耳垢除去

2.感音難聴の治療

  • 突発性難聴:ステロイド治療が中心、発症から48~72時間以内の治療開始が重要。
  • メニエール病:利尿薬、生活指導
  • 加齢性難聴:補聴器による聴力補助

3.補聴器、人工内耳

  • 補聴器:軽度~中等度の難聴に有効。聞こえの質を改善し、コミュニケーションの負担を軽減する。
  • 人工内耳:重度~高度難聴で補聴器が効果不十分な場合に適応。内耳に電極を埋め込み、音を直接神経に伝える治療。

難聴の早期発見が重要な理由

難聴は放置すると脳の「聞く力」が低下し、補聴器を使っても改善しにくくなります。
高齢者では難聴が認知症リスクを高めることが知られています。
子供の難聴は言語発達に影響するため、早期診断が不可欠です。

まとめ

難聴は「年齢のせい」「疲れのせい」と思われがちですが、原因は多岐にわたり、治療できるものも多くあります。
聞こえに不安を感じたら、早めに耳鼻咽喉科で検査を受けることが大切です。

〒247-0006
神奈川県横浜市栄区笠間二丁目2番1号
GRAND SHIP 2F

JR京浜東北線 「大船駅」笠間口から徒歩1分