耳管機能不全

耳管機能不全とは

耳管機能不全とは、耳と喉(鼻の奥の部分)を繋いでいる「耳管」の気圧を調整する働きが何らかの原因で悪くなった状態を指し、耳の閉塞感や声の反響などの症状が現れます。

耳管機能不全の症状

耳管機能不全は、主に「耳管狭窄症」と「耳管開放症」の2つに分かれます。

【耳管狭窄症】

耳管狭窄症では、気圧調整で開くはずの耳管が閉じたままの状態になります。

  • 耳が詰まった感じがする
  • 耳に膜が張った感じがする
  • 聞こえが悪い

などの症状が耳管狭窄症の症状として挙げられます。
飛行機の離陸着陸時に感じる耳の痛みや空気のこもる感じも耳管狭窄症と同じ現象です。

【耳管開放症】

通常、耳管は閉じており気圧の調整が必要な時だけ開く仕組みになっています。
耳管開放症になると、普段閉じているはずの耳管が開きっぱなしの状態になります。

  • 耳が詰まった感じがする
  • 自身の声が大きく聞こえる
  • 自身の呼吸の音が聞こえる
  • 耳鳴りがする

などの症状が耳管開放症の症状として挙げられます。

耳管機能不全の原因

耳管機能不全の原因は症状によって異なります。

耳管狭窄症の原因:風邪や中耳炎、副鼻腔炎などによる耳管周囲の腫れや炎症
耳管開放症の原因:急な体重減少やストレスによるホルモンバランスの変化などによる耳管周囲の脂肪の減少

耳管機能不全の治療方針

◇検査

当院では耳管機能不全かどうかを調べるため次のような検査を実施します。

  • 耳の視診
  • 聴力検査
  • ティンパノメトリー

◇治療

検査によって、耳管機能不全(耳管狭窄症、耳管開放症)と診断した場合は、それぞれの症状に合わせた治療を行います。

・耳管狭窄症の治療

鼓膜にむけて時間の内側から空気を送る耳管通気の他、風邪などで耳や鼻に炎症を起こしている場合はそちらの治療も併せて行います。それでも症状が改善しなかった場合は鼓膜切開や鼓膜チューブ挿入などの治療を行うことがあります。

・耳管開放症の治療

耳管開放症を治すのはなかなか難しいのですが、生理食塩水を点鼻する等の治療を行います。症状が改善されない場合は紹介となります。

このページの監修医師

院長 井上雄一郎

大船こどもとおとなのクリニック

耳鼻咽喉科担当 院長 井上雄一郎

名古屋市立大学医学部卒、複数の病院で耳鼻咽喉科を担当し、1993年10月医療法人井上耳鼻咽喉科医院院長就任
2021年11月より大船こどもとおとなのクリニック院長に就任
専門分野はめまいを中心に耳鼻咽喉科一般

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