副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎(蓄膿症)とは

副鼻腔炎は鼻の穴の周辺にある空洞(副鼻腔)の内部に炎症が起きることで発症する鼻の病気です。副鼻腔には、風邪などのウイルスや細菌感染が原因で発症する急性副鼻腔炎と急性副鼻腔炎の悪化や繰り返しを起こすことで発症する慢性副鼻腔炎があります。鼻腔に膿が溜る蓄膿症(ちくのう症)は慢性副鼻腔炎のことを指します。また、急性副鼻腔炎でも膿が溜まることがあります。

鼻の周りの構造

副鼻腔炎(蓄膿症)の症状

  • 頭痛がする
  • 頬が痛い、頬が腫れている
  • ドロッとした⻩緑色の鼻水がでる
  • 鼻づまりが治らない
  • においが分からない、変なにおいがする
  • 咳や痰がでる
  • 鼻の中にポリープというできものができる

副鼻腔炎(蓄膿症)の原因

副鼻腔炎を発症する原因として多いのが風邪やアレルギーによる鼻炎症状です。鼻炎症状は鼻内部の粘膜の腫れや粘り気のある鼻水を引き起こします。この腫れや鼻水が原因で副鼻腔と鼻の穴(鼻腔)の間が塞がると、副鼻腔内に鼻水や膿が溜まってウイルスや細菌が繁殖することで炎症が悪化し、副鼻腔炎を発症します。

副鼻腔炎(蓄膿症)の検査

副鼻腔炎かどうかを判断するために当院では次の様な検査を実施しています。

・レントゲン検査
頭のレントゲン写真を当クリニックで撮影し、副鼻腔炎の有無を確認します。

・内視鏡検査
鼻の中に内視鏡を入れて、内部の状態を確認します。鼻の内部に麻酔をするため少し痛みをともなう程度で済むことが大半です。検査時間も5分以内で済みます。

・CT 検査
内視鏡では見れない副鼻腔の状態を確認するため、CTの撮影(レントゲン撮影)を行います。このCT検査によって副鼻腔の空洞に膿が溜まってないかを確認することができます。この検査は紹介となります。

副鼻腔炎の治療

副鼻腔炎の治療は主に内服薬の処方によって治療を進めます。急性副鼻腔炎であれば、およそ2週間くらいで症状が良くなることが多いです。慢性副鼻腔炎の場合は炎症が更に悪化した状態のため、急性副鼻腔炎よりも治療に時間を要します。慢性副鼻腔炎の場合は、抗生物質を少量⻑期に処方する治療を行うことが多いです。これらの薬物療法で症状の改善が2〜3ヶ月間も見られない場合は、手術による治療方法もあります。

副鼻腔炎と花粉症(アレルギー性鼻炎)の違い

副鼻腔炎と花粉症(アレルギー性鼻炎)の主な違いは鼻水の状態です。

副鼻腔炎:ドロッとしている、粘り気がある、⻩色あるいは緑色をしている 花粉症:サラッとしている、粘り気はない、透明

また、花粉症はアレルギー症状の一種のため、くしゃみや目のかゆみなどの症状が見られますが、副鼻腔炎の場合はそういった症状はあまり見られません。⻑引く鼻づまりなどの症状 があれば、個人で症状を判断せず、お早めにご相談いただくことをお勧めします。

このページの監修医師

院長 井上雄一郎

大船こどもとおとなのクリニック

耳鼻咽喉科担当 院長 井上雄一郎

名古屋市立大学医学部卒、複数の病院で耳鼻咽喉科を担当し、1993年10月医療法人井上耳鼻咽喉科医院院長就任
2021年11月より大船こどもとおとなのクリニック院長に就任
専門分野はめまいを中心に耳鼻咽喉科一般

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