脂質異常症とは

脂質異常症とは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる状態、または、HDL(善玉)コレステロールが少な過ぎる状態のことを言います。

脂質異常症は、遺伝的な要因や他の病気が原因で発症する場合もありますが、生活習慣の乱れが発症・進行に大きく関与しています。
特に食生活(高脂肪食品、甘いもの、アルコールの摂りすぎ)と運動不足が脂質異常症を引き起こす大きな要因となります。
脂質異常症はほとんど無症状のまま進行し、気づかぬうちに動脈硬化が進行してしまい、心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気を引き起こすこととなります。

脂質異常病の症状

脂質異常病は、痛みなどの自覚症状が無いまま進行してゆきます。
その結果、動脈硬化が起こり、結果の柔軟性が徐々に失われてゆきます。血流に応じたスムーズな血管の伸縮ができなくなることにより、血圧が高くなり、さらに動脈硬化が進行すると、血栓ができて血管が詰まったり、血流に耐えきれずに血管が破裂したりすることがあります。

動脈硬化する血管の部位により発症する病気が異なってきます。

・脳→脳梗塞・脳出血
・心臓→心筋梗塞・狭心症
・大動脈→大動脈瘤
・足の動脈→閉塞性動脈硬化症

上記に挙げた疾患は命にかかわる危険がありますが、その原因となる脂質異常症や動脈硬化にはほとんど自覚症状がありません。
そのため、日ごろからの脂質異常発症予防に努め、動脈硬化を防止することが大切です。

脂質異常症の診断

脂質異常症は、各種のコレステロール値や中性脂肪値によって、以下3つに分類されます。

脂質異常の区分診断基準
高LDLコレステロール血症LDLコレステロールが140㎎/dL以上
低HDLコレステロール血症HDLコレステロールが40㎎/dL未満
高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)トリグリセライド(中性脂肪)が150㎎/dL以上

出典:厚生労働省e-ヘルスネット「脂質異常症」

脂質異常症の治療

脂質異常症の治療の目的は、動脈硬化の進展を抑え、動脈硬化が原因で起こる病気を予防することです。
治療は、食事療法と運動療法から始めることが基本です。
食事療法・運動療法を行なっても治療目標に到達しない場合に薬物療法を開始します。

●食事療法

・食べすぎを抑え、標準体重を維持しましょう
・肉よりは魚や大豆製品を
・野菜、果物、階層、雑穀類を積極的に摂りましょう
・食習慣のポイントを意識しましょう
…3食を規則的に、腹八分目に、夜寝る前2時間前の良く時は避けて、薄味で、まとめ食い・ながら食いはやめる

●運動療法

・基本は有酸素運動(ウォーキング、水泳、サイクリングなど)
1日30分から1時間、週3日を目標に
・「楽に感じる」~「ややきつい」程度を目標に

当院で治療を行うことができます。

脂質異常病は、初期症状で自覚症状が無いことが多く、気が付かないうちに進行していることが多いため定期的な健康診断の受診や少しの異変でも受診するなどの注意が必要です。また、治療は長期間にわたり根気強く継続する必要があります。当院では内科の専門医もおりますので、高脂肪の食品や甘い物の摂り過ぎ、お酒の飲み過ぎなどが日常的にあり気になる症状がある場合には是非受診ください。

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