2鼻の病気
鼻血(鼻出血)
鼻血は正式には鼻出血と呼ばれ、鼻の粘膜が切れて鼻の中の毛細血管から出血した状態を指します。一度は鼻血をご経験された方も多いと思います。鼻血のほとんどの場合は、外傷や鼻をほじる、鼻を強くかむなどの外的な要因によるものです。また出血の部位は鼻中隔と呼ばれる鼻の左右を仕切る壁の前方(キーゼルバッハ部位)からが8割以上と言われています。キーゼルバッハ部位は鼻粘膜の血管が集中していることから、血流が豊富で出血しやすい部位とも言われています
鼻血は大人よりも子どもの方が起こす頻度が高い傾向になります。夜中に急に鼻血を出した場合や頻繁な鼻出血に対して、「うちの子は大丈夫かな?」と心配される親御さんも少なくありません。
鼻血の原因
鼻血を出す原因として、鼻くそほじりがあります。鼻をいじることで鼻の粘膜が傷ついて出血をします。鼻をほじる原因としては、鼻の中が炎症を起こしかゆい、鼻が詰まった感じがある、などが挙げられます。鼻の粘膜にできた傷は切れやすく鼻血を繰り返すことがあります。また慢性的に鼻血を繰り返す場合は、別に原因となる病気の可能性もあるため、詳しく検査する必要があります。
鼻血を出した時の応急処置
鼻血を出した時は、まず落ち着いた状態(座った状態)で小鼻をつまみます。日中に屋外で鼻出血があった場合は、日陰にあるベンチなどに座りましょう。座って小鼻をつまんだら、軽くうつむくような姿勢にさせて10分くらい待ちます。この時、眉間の当たりを冷やしてあげると早く鼻血が止まる場合があります。それでも鼻血が止まらないときは病院を受診しましょう。
間違った鼻血の止め方
鼻血を止める方法として以下の間違った行為は避けましょう。
- 後頭部を叩く(頭や首の後ろを叩いても鼻血の止血とは関係ありません)
- 上を向かせる(血がのどに流れて吐き気をもよおすことがあります)
こどもの鼻血は病院を受診するべき?
こどもの鼻血において、次の事項に心当たりがある方は耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
- 頻繁に鼻血がでる
- 15分以上経っても鼻血が止まらない
- 1回の鼻血の出血量が多い
上記の症状はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻に炎症が起こっていることが原因で、鼻のかみすぎや鼻くそほじりなどの行為に繋がり、鼻出血が起きている可能性があります。
鼻血の処置
当院で出血点が確認できれば、圧迫止血をします。これでほとんど鼻血は止まります。これでも止まらない鼻血については紹介となります。
止血後の注意点
次のことは出血がなくなるまでは控えてください。
- 鼻をいじったり、こすったりする
- プール
- 入浴
- 過激な運動
- 飲酒や香辛料がきつい食べ物
出血を繰り返すようであれば、再度来院の上ご相談ください。
鼻血(鼻出血)
鼻血は正式には鼻出血と呼ばれ、鼻の粘膜が切れて鼻の中の毛細血管から出血した状態を指します。一度は鼻血をご経験された方も多いと思います。鼻血のほとんどの場合は、外傷や鼻をほじる、鼻を強くかむなどの外的な要因によるものです。また出血の部位は鼻中隔と呼ばれる鼻の左右を仕切る壁の前方(キーゼルバッハ部位)からが8割以上と言われています。キーゼルバッハ部位は鼻粘膜の血管が集中していることから、血流が豊富で出血しやすい部位とも言われています
鼻血は大人よりも子どもの方が起こす頻度が高い傾向になります。夜中に急に鼻血を出した場合や頻繁な鼻出血に対して、「うちの子は大丈夫かな?」と心配される親御さんも少なくありません。
鼻血の原因
鼻血を出す原因として、鼻くそほじりがあります。鼻をいじることで鼻の粘膜が傷ついて出血をします。鼻をほじる原因としては、鼻の中が炎症を起こしかゆい、鼻が詰まった感じがある、などが挙げられます。鼻の粘膜にできた傷は切れやすく鼻血を繰り返すことがあります。また慢性的に鼻血を繰り返す場合は、別に原因となる病気の可能性もあるため、詳しく検査する必要があります。
鼻血を出した時の応急処置
鼻血を出した時は、まず落ち着いた状態(座った状態)で小鼻をつまみます。日中に屋外で鼻出血があった場合は、日陰にあるベンチなどに座りましょう。座って小鼻をつまんだら、軽くうつむくような姿勢にさせて10分くらい待ちます。この時、眉間の当たりを冷やしてあげると早く鼻血が止まる場合があります。それでも鼻血が止まらないときは病院を受診しましょう。
間違った鼻血の止め方
鼻血を止める方法として以下の間違った行為は避けましょう。
- 後頭部を叩く(頭や首の後ろを叩いても鼻血の止血とは関係ありません)
- 上を向かせる(血がのどに流れて吐き気をもよおすことがあります)
こどもの鼻血は病院を受診するべき?
こどもの鼻血において、次の事項に心当たりがある方は耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
- 頻繁に鼻血がでる
- 15分以上経っても鼻血が止まらない
- 1回の鼻血の出血量が多い
上記の症状はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻に炎症が起こっていることが原因で、鼻のかみすぎや鼻くそほじりなどの行為に繋がり、鼻出血が起きている可能性があります。
鼻血の処置
当院で出血点が確認できれば、圧迫止血をします。これでほとんど鼻血は止まります。これでも止まらない鼻血については紹介となります。
止血後の注意点
次のことは出血がなくなるまでは控えてください。
- 鼻をいじったり、こすったりする
- プール
- 入浴
- 過激な運動
- 飲酒や香辛料がきつい食べ物
出血を繰り返すようであれば、再度来院の上ご相談ください。


当院の2鼻の病気の特徴
鼻血(鼻出血)
鼻血は正式には鼻出血と呼ばれ、鼻の粘膜が切れて鼻の中の毛細血管から出血した状態を指します。一度は鼻血をご経験された方も多いと思います。鼻血のほとんどの場合は、外傷や鼻をほじる、鼻を強くかむなどの外的な要因によるものです。また出血の部位は鼻中隔と呼ばれる鼻の左右を仕切る壁の前方(キーゼルバッハ部位)からが8割以上と言われています。キーゼルバッハ部位は鼻粘膜の血管が集中していることから、血流が豊富で出血しやすい部位とも言われています
鼻血は大人よりも子どもの方が起こす頻度が高い傾向になります。夜中に急に鼻血を出した場合や頻繁な鼻出血に対して、「うちの子は大丈夫かな?」と心配される親御さんも少なくありません。
鼻血の原因
鼻血を出す原因として、鼻くそほじりがあります。鼻をいじることで鼻の粘膜が傷ついて出血をします。鼻をほじる原因としては、鼻の中が炎症を起こしかゆい、鼻が詰まった感じがある、などが挙げられます。鼻の粘膜にできた傷は切れやすく鼻血を繰り返すことがあります。また慢性的に鼻血を繰り返す場合は、別に原因となる病気の可能性もあるため、詳しく検査する必要があります。
鼻血を出した時の応急処置
鼻血を出した時は、まず落ち着いた状態(座った状態)で小鼻をつまみます。日中に屋外で鼻出血があった場合は、日陰にあるベンチなどに座りましょう。座って小鼻をつまんだら、軽くうつむくような姿勢にさせて10分くらい待ちます。この時、眉間の当たりを冷やしてあげると早く鼻血が止まる場合があります。それでも鼻血が止まらないときは病院を受診しましょう。
間違った鼻血の止め方
鼻血を止める方法として以下の間違った行為は避けましょう。
- 後頭部を叩く(頭や首の後ろを叩いても鼻血の止血とは関係ありません)
- 上を向かせる(血がのどに流れて吐き気をもよおすことがあります)
こどもの鼻血は病院を受診するべき?
こどもの鼻血において、次の事項に心当たりがある方は耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
- 頻繁に鼻血がでる
- 15分以上経っても鼻血が止まらない
- 1回の鼻血の出血量が多い
上記の症状はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻に炎症が起こっていることが原因で、鼻のかみすぎや鼻くそほじりなどの行為に繋がり、鼻出血が起きている可能性があります。
鼻血の処置
当院で出血点が確認できれば、圧迫止血をします。これでほとんど鼻血は止まります。これでも止まらない鼻血については紹介となります。
止血後の注意点
次のことは出血がなくなるまでは控えてください。
- 鼻をいじったり、こすったりする
- プール
- 入浴
- 過激な運動
- 飲酒や香辛料がきつい食べ物
出血を繰り返すようであれば、再度来院の上ご相談ください。